新築一戸建てを検討するときは大抵2階建てを想像する人が多いと思います。
我が家もマイホームを考え始めたときは平屋なんて考えもしなかったです。
しかし、ハウスメーカー巡りをしている中で、平屋を勧めてくださるハウスメーカーさんもあり「一生で一度の買い物だし、平屋もありだな」と思い平屋と2階建て双方で検討し始めました。
ブログやSNS、本などを見まくり平屋と2階建てのメリットとデメリットから改善策までをまとめてみました。
結論から言うと平屋も2階建てもメリットとデメリットがあり、どちらがいいとは言い切れませんでした。
平屋と2階建てのメリットとデメリットを理解され、将来の生活を想像し、改善策を考えながらマイホームを検討することが大切だと分かりました。
多くの方が一生に一度の大きな買い物だと思うので参考になればと思います。
地震や台風に弱い
これはあくまでも平屋と比較しての話しになります。
同じ材料を使用した平屋と2階建てでは、2階建ての方が建物の重心が高いため地震や強風時に揺れやすです。
物理の法則では剛体の回転モーメントは作用する力と支点と作用点の距離に比例する(大きくなる)ことになっています。
方程式
回転モーメント=作用する力×支点と作用点の距離
上の画像のように建物を剛体として考えた時、横の矢印(地震の横揺れの力や横風の力)は一定でも2階建ての方が支点(地面)から作用点(重心の距離)の距離が離れているため回転モーメントは大きくなります。
要するに、2階建ての方が地震や横風に達して建物への負担がかかりやすい(建物へ大きな回転する力がかかりやすい)ということになります。
免震性など関係もあるため一概には言えませんが、上記のような考え方では2階建ての方が地震や横風に弱いと言えます。
改善策
同じ材料や構造では平屋と比較して2階建てを地震や台風に強くする事は困難だと思います。
ですが、材料や構造を変えることで地震や台風に強い2階建てを建てることは可能です。
地震や台風に強い家は各ハウスメーカーが試行錯誤して、色々な方法があります。
建築士では無いので、細かいことは言えませんが我が家の考えを書いていきます。
地盤改良工事
土地により地盤の強度は異なってきます。
しっかりと調査し、地盤改良工事をする事が必要です。
今はほとんどのハウスメーカーが調査と地盤改良すると思います。
↑↑我が家の地盤調査についてブログに書いてあります。
良ければ参考にしてください。
基礎
布基礎やベタ基礎などがありますが、基本的にはコンクリートをたくさん使用しているベタ基礎などが耐震性には優れていると思います。
また、基礎内の鉄筋の太さを強調し耐震性に優れているというハウスメーカーもありました。
さらに、基礎と建物の繋ぎ目についても各ハウスメーカーで試行錯誤し耐震性に優れたものを開発しています。
材料
木材や鉄骨やコンクリートなどあります。
また、最近では木材と鉄を合わせた方法もあります。
2階建てくらいであれば、建て方や構造をしっかりと行えば耐震性に大差の無い建物ができるとのことです。
ただ、建てた直後はいいですが、劣化してしまうと耐震性も低下してしまうので木材は白蟻や防腐対策はしっかりと必要と言えるでしょう。
免震装置
建築士では無いので詳しいことは分かりませんが、免震装置を取り付けることにより地震での倒壊を防ぐことができます。
構造
建築士さんが構造計算をして柱を足し、耐震性や強風に耐えられる建物を作るとも可能です。
また、耐震等級というものがあります。
↓↓のサイトを参考にさせてもらっています。
「https://wellnesthome.jp/802/」
耐震等級は1級2級3級とあり、3級になるほど耐震性が高いと言えます。
なかなか、素人では図面や建物を見て耐震性がいいのかは分かりません。
耐震等級3級が取れれば、とりあえず耐震等級3級に値する建物だということが証明されます。
ただ、耐震等級では基本的に大地震時に人が逃げられるだけの時間を稼ぐことを目的としています。
大地震でも建物に損傷が出ないわけではありません。
耐震等級3でも震度7のような大地震にて軽微な損傷が出てしまうようです。
また、複数回震度7の地震には耐えられるとは限りません。
大手ハウスメーカーではCMで「震度7に60回耐えた家」とかサイトにて「震度7に200回耐えられる」などと、耐震実験をしています。
上記のようなハウスメーカーの建物では耐震等級3以上の耐震性があると思います。