新築一戸建てを検討するときは大抵2階建てを想像する人が多いと思います。
我が家もマイホームを考え始めたときは平屋なんて考えもしなかったです。
しかし、ハウスメーカー巡りをしている中で、平屋を勧めてくださるハウスメーカーさんもあり「一生で一度の買い物だし、平屋もありだな」と思い平屋と2階建て双方で検討し始めました。
ブログやSNS、本などを見まくり平屋と2階建てのメリットとデメリットから改善策までをまとめてみました。
結論から言うと平屋も2階建てもメリットとデメリットがあり、どちらがいいとは言い切れませんでした。
平屋と2階建てのメリットとデメリットを理解され、将来の生活を想像し、改善策を考えながらマイホームを検討することが大切だと分かりました。
多くの方が一生に一度の大きな買い物だと思うので参考になればと思います。
冷暖房費(電気代)が高い
冷たい空気は下に、暖かい空気は上にいくという性質があります。
平屋と比較し2階建ては高さがあり、2階の床下(1階と2階の間)に断熱材が無い場合には1階の暖気が2階へ、2階の冷気が1階へ逃げてしまいます。
要するに、夏は2階が暑く、冬は1階が寒くなってしまいます。
このように、冷気や暖気が逃げてしまうということは、1階を温かく(2階を涼しく)する場合は余計に暖房(冷房)を使用しないといけなくなり電気代がかかります。
また、2階建ての家ではリビングなどを吹き抜けにする場合、天井と床に温度差ができやすくなります。
そして、大空間になればなるほど空間全体を冷暖房するためには、より電気を必要とし電気代が高くなります。
改善策
2階の床に断熱材を入れる
2階の床に断熱材を入れることで、冷気や暖気が1階や2階に逃げてしまうことを防いでくれます。
1階の部屋だけ、2階の部屋だけを効率良く冷暖房してくれるため電気代を抑えることができます。
さらに、今回のテーマとは関係ありませんが、遮音性も向上してくれます。
2階の足音を聞こえにくくしてくれます。
全館冷暖房にする
一条工務店の全館床暖房やエアコンによる全館空調を採用するハウスメーカーが増えています。
家全体を冷暖房することにより家全体(1階と2階)が一定の温度になるため、デメリットで記載したように2階の床から冷暖気が逃げてしまっても関係なくなります。
平屋と2階建ての電気代の差は無くなりますが、高気密・高断熱の家にしなくては平屋にしても2階建てにしても電気代は高額になってしまうため注意が必要です。
シーリングファンを取り付ける
これは吹き抜けに対する改善策です。
先程も記載したとおり、吹き抜けにすると暖房を使用したとしても天井は暑くなり床は寒くなってしまいます。
シーリングファンを使用することにより、空気が拡散され天井の暖気と床の冷気が混ざり部屋全体が一定の温度となります。
よって、余計な暖房を行わなくてもいいため、電気代も安くなります。
また、余談ですがインテリアとしてもオシャレではないでしょうか。
冷暖房費を抑える
そもそも冷暖房費がかからないようにすれば(抑えれば)、平屋と2階建ての冷暖房費を気にする必要がなくなります。
初期費用を考え検討するといいと思います。
高気密・高断熱の家にする
高気密・高断熱の家にすることで外気温からの影響が受けにくく、家の中の熱が外へ逃げにくいため冷暖房費用を抑えることができます。
風の力を利用する
風の力を利用することにより、冷房を極力使用せずに涼しい家が実現できます。
風の通りを考えてその地域や土地に合った、風の通りのいい家を設計してもらうことで家の中の空気が滞ることが無く、風が抜け、涼しい家になります。
薪ストーブを設置する
薪ストーブを使用することで暖房にかかる電気代を抑えることが可能です。
ただ、薪を購入するとなるとランニングコストが生じてしまうため、薪を自分で用意できるまたは安く購入できる家庭におすすめです。
地熱を利用する
地中の温度は外気よりも温度が上下しないそうです。
夏(冬)は外気より地中の温度が低い(高い)ため、家の下にある地面の温度を活用して家の中の温度を下げる(上げる)という仕組みです。
地熱を利用する仕組みは色々ありますが、地熱を使用するため冷暖房費を抑えることは可能です。
太陽光パネルを設置する
太陽光により電気を発電してくれるため、発電した電気を使用すれば電気代がかかりません。
ただ、太陽光パネルで発電してくれるのは日中だけのため、夜間も発電した電気を使用したいのであれば蓄電池も合わせて設置する必要があります。
また、↓↓(クリックしてもらえばサイトに行けます)のようなサイトもあります。
見積りをしてくれるそうです。
太陽光パネルの設置を検討している方にはいいのではないでしょうか。
(家の広さを必要最低限にする)
エアコンで広い空間を冷やしたり、温めたりする場合はたくさんの電気が必要となります。
広い家だと冷暖房費も高くなってしまいます。
必要最低限の広さの家にすることで冷暖房費を抑えることが可能です。
(電気の料金プランを見直す)
近年、電力自由化に伴い電力会社や料金プランの選択が可能になりました。
大差ないかもしれませんが、電気の使用が多い時間帯の電気代が安い料金プランにすることで冷暖房費の削減につながります。