新築一戸建てを検討するときは大抵2階建てを想像する人が多いと思います。
我が家もマイホームを考え始めたときは平屋なんて考えもしなかったです。
しかし、ハウスメーカー巡りをしている中で、平屋を勧めてくださるハウスメーカーさんもあり「一生で一度の買い物だし、平屋もありだな」と思い平屋と2階建て双方で検討し始めました。
ブログやSNS、本などを見まくり平屋と2階建てのメリットとデメリットから改善策までをまとめてみました。
結論から言うと平屋も2階建てもメリットとデメリットがあり、どちらがいいとは言い切れませんでした。
平屋と2階建てのメリットとデメリットを理解され、将来の生活を想像し、改善策を考えながらマイホームを検討することが大切だと分かりました。
多くの方が一生に一度の大きな買い物だと思うので参考になればと思います。
メンテナンス費用が高い
物は使用し時が経てば大概劣化していきます。
家も同じように建築し完成すれば、その後は徐々に劣化します。
平屋や2階建てに関係なく劣化はしていきますが、メンテナンス費用として考えたときには2階建ての方が費用がかかることが多いです。
外壁
特に屋根や外壁は外気に当たり雨風を防ぐため劣化が激しいと言えます。
そんな屋根や外壁のメンテナンスを行う際には足場を組んで作業します。
2階建ては平屋よりも高い位置に足場を設置しなければいけなくなり、足場代費用が高くなることがあります。
また、間取りや形により異なりますが、延べ床面積が同じ平屋と2階建てでは2階建ての方が外壁の面積も広くなってしまうことが多いです。
外壁の面積が広くなるとメンテナンス時の塗装面積も広くなるため、メンテナンス費用が高くなってしまいます。
屋根に関しては2階建ての方が屋根狭くなることが多いためメンテナンス費用は安くなりやすいですが、日本の家屋に使用する事の多い瓦屋根であればメンテナンスがほとんど不要です。
よって、瓦屋根を使用する場合、屋根のメンテナンス費用は平屋と2階建てであまり変わり無いと言えます。
少し話は変わりますが、↓↓のようなサイトもあります。
リホーム費用の見積もりやアドバイスを無料で行ってくれるサイトです。
これから、外壁や屋根のリホームを考えている方にはいいのではないでしょうか。
窓
さらに、全ての2階建ての家に言えることではありませんが、リビングなどを吹き抜けにし上部に大きな窓を取り付けると窓に手が届かず掃除が困難となることがあります。
そうした場合、定期的に窓の掃除を業者に頼むとなると費用が発生してきてしまいます。
トイレ
2階建ての場合、トイレを1階と2階へ2つ設置することが多いです。
寝室が2階で夜間トイレに行くのに階段を下りていかなくても済みますし、1階のトイレを誰かが使用していてもトイレが2つあるため待たずに使用することができます。
上記のようなメリットもありますが、トイレも劣化してしまうためメンテナンスが必要となりメンテナンス費用がかかってきてしまいます。
改善策
メンテナンスフリーの外壁を使用する
完全にメンテナンスが不要な外壁はありませんが、現在はメンテナンスの頻度を極力減らせるような外壁が存在します。
我が家がハウスメーカーを巡って知り得た外壁の中でメンテナンス的にお勧めする外壁を上げていきたいと思います。
ガルバリウム鋼板(※約4000円~/m2 40坪/約53万円~)
各ハウスメーカーや外壁を作っている会社により性能は違いますが、初期費用が割と安く10~20年メンテナンスが不要です。
タイル(※1m2当たり最低1万円~が目安に)
基本的にはタイルは塗装によるメンテナンスは不要です。
我が家のように一条工務店のハイドロテクトタイルではセルフクリーニング機能があり太陽と雨の力で汚れを落としてくれるそうです。
「https://www.ichijo.co.jp/technology/element/hydrotecttile/」一条工務店のHPにてハイドロテクトタイルについて記載されています。
ただ、下地コーキング材をメンテナンスする必要があります。
家の大きさにもよりますが、費用としては約50万円程度「https://reform-journal.jp/basicknowledge-tile-44353から引用」だそうです。
一条工務店のハイドロテクトタイルは30年に一度下地コーキング材のメンテナンスが必要とのことです。
また、パナソニックホームズのキラテックでもセルフクリーニング機能(パナソニックホームズでは好触媒技術というらしいです。)があり、尚且つ下地コーキング材のメンテナンスも不要と営業さんからは言われました。
「https://homes.panasonic.com/tech/kiratech/index.html」パナソニックホームズのキラテックについて記載されているサイトです。
※「https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_knowhow/gaihekizai/」より引用
コンクリート外壁
積水ハウスのダインコンクリートという外壁があります。
積水ハウス独自で制作した方法らしく、普通のコンクリート外壁よりも耐久性があるとのこと。
積水ハウスの営業さんは30年程度メンテナンスの必要が無いとのことでした(Web上では30年以内にメンテナンスが必要という意見もあります)。
「https://www.sekisuihouse.com/products/steel2/technology/dyne/index.html」積水ハウスのダインコンクリートの記載があるサイトです。
高い窓の掃除方法を考えて建築する
高い位置に窓を設置すれば、日当たりが良くなり、カーテンなどを閉めること無く開放的で見渡しのいい家になると思います。
しかし、メンテナンスのことを優先するのであれば、掃除のしづらい窓は極力作らないことをお勧めします。
その他の方法としては、掃除ができるように窓の前に廊下を付けるなど間取りを工夫する方法があります。
また、道具を工夫する方法もあります。
このように、長い窓ふきのための道具を使用することで掃除ができます。
上記の商品は↓↓になります。
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トイレをメンテナンスフリーの物に変える
トイレも完全にメンテナンスが不要とまではいきませんが、トイレによってはトイレ掃除を楽にしてくれるトイレもあります。
汚れによってトイレを買い換えるということを少なくしてくれます。
我が家はパナソニックのアラウーノを採用しています。
食器用洗剤を設置することで、自動で便器内を洗浄してくれます。
また、TOTOのネオレストというトイレもあります。
こちらは便器が陶器で汚れがつきにくく、さらに水を流す時には独自の方法で渦上に流れるため汚れを洗い流しやすいです。
トイレは1階に1つのみで十分な間取りにする
2階のトイレが必要な理由としては就寝時にトイレへすぐに行けるようにすることが1番だと思います。
土地に余裕があれば、寝室を1階にすることで就寝時にも1階のトイレへすぐに行くことが可能です。
また、1階にトイレがあったとしても寝室からトイレまでの距離を極力短くすることで、2階のトイレを不要にすることも可能です。
寝室とトイレを階段付近に配置することで階段の上り降りはありますが、就寝時にもすぐにトイレへ行くことが可能です。