一条工務店のismat2で平屋のマイホームを新築しました。
そして、平屋にするにあたり、太陽光パネルを15.12kWh設置しました。
大容量の太陽光パネルを設置できるため、一条工務店の平屋を選んだと言っても過言ではありません。
今回は一条工務店の平屋は太陽光パネルを設置すべきか、我が家の考えを記載していこうと思います。
太陽光パネル設置で悩んでいる方の参考になればと思います。
また、今回の記事をご覧になる方はこれからマイホームを建築されるという方ではないでしょうか。
↓↓の記事やサイトも参考にしてみてください。
ハウスメーカー選びに関しましては
【解決】
一条工務店の平屋は
太陽光パネルを設置すべき!?
結論:一条工務店の平屋は太陽光パネルを設置すべき!!
我が家の結論は一条工務店の平屋は太陽光パネルは「設置すべき」となりました。
実際に我が家は約15kWhの太陽光パネルを設置しています。
ただ、太陽光パネル価格や売電価格の変化等、太陽光パネルを設置するにあたりデメリットもあるため、デメリットを優先するのであれば設置をしないという選択肢もありだと思います。
設置すべきと大それた記載をしましたが、結局はそれぞれのご家庭に太陽光パネルが合っているかだと思います。
今回は我が家が太陽光パネルの設置を決める際に考えた、メリットとデメリットを紹介します。
我が家の場合はデメリットよりもメリットの方が大きいと考え、設置するに至りました。
以下のメリット・デメリットと実際の発電状況を確認して頂き、優先順位を決めてみてください。
そうすれば、おのずと設置するか・しないのかが見えてくると思います。
一条工務店の平屋で太陽光パネルを設置するメリット
メリット
-
- 停電時に電気が使用できる
- 売電で収入が得られる(投資)
- 電気代が安くなる
- ZEHによる補助金が得られる
- 屋根の塗り替え不要
停電時に電気が使用できる
近年、災害が多く停電になるリスクがあると思います。
太陽光パネルを設置しておけば、日中の発電時のみ自立運転用コンセントにて電気を使用することができます。
さらに、蓄電池を併用して設置しておけば、家全体のコンセントで電気が使用できるようになります。
一条工務店は最近、太陽光パネルと蓄電池をセットにしたプランを発表しかなり格安で設置できるとのこと。
さらに、平屋であれば大容量の太陽光パネルを設置できるため、災害時にはかなり役に立つのではないでしょうか。
売電で収入が得られる(投資)
固定価格買取制度(FIT)によって一定期間(10年や20年)発電した電気を一定価格で買い取ってもらえる制度です。
2019年度以降の価格表(調達価格1kWh当たり)
太陽光 500kW以上(入札制度適用区分) 10kW以上500kW未満 2018年度(参考) 2,000kW以上
入札制度により決定500kW以上
2,000kW未満
18円+税18円+税 2019年度 入札制度により決定 14円+税 2020年度 – – 2021年度 – – 調達期間 20年間
10kW未満 出力制御対応機器設置義務なし 出力制御対応機器設置義務あり※1 2018年度(参考) 26円 25円
(ダブル発電)28円 27円
(ダブル発電)2019年度 24円 26円 2020年度 – 2021年度 – 調達期間 10年間 北海道電力、東北電力、北陸電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力の供給区域において、出力制御対応機器の設置が義務付けられています。
上記のような価格で買い取ってもらえます。
- 太陽光パネルの初期費用
- メンテナンス等の費用
- 売電価格
- 発電量
などを考慮し、売電価格等が必要費用より上回れば投資としても活用できるかと思います。
デメリットではありますが、年々売電価格が下がっていることは事実です。
しかし、一条工務店の太陽光パネルの価格も安くなっていますし、平屋であれば大容量の太陽光パネルを設置できるため、まだメリットになるかもしれません。
電気代が安くなる
余剰買い取り(基本的に発電した電気は使用し、余った電気を売る方法)では日々の電気代が安くなります。
最近では電気代よりも売電価格が安いことが多くなってきているので、家庭で使用する電気は極力発電した電気を使用した方が総合的にみてもメリットが大きいと思います。
蓄電池を設置すれば、夜間も発電した電力を使用できるのでさらに電気代が安くなります。
蓄電池の設置価格や耐用年数、メンテナンス費用を考慮し設置を検討してみるといいかもしれません。
ZEH(ゼッチ)による補助金が得られる
ZEH住宅で申請が通れば、70万円以上の補助金を得ることが可能なことがあります。
以下のサイトがわかりやすかったので、参考にしてください。
2019ゼッチ(ZEH)補助金(70万円)制度の早わかり解説 | ネット・ゼロ・エネルギーハウス支援事業の概要
補助金を受け取ることができれば、上記の投資としてのメリットも増えるのではないでしょうか。
屋根の塗り替え不要
一条工務店のi-smart2の屋根はパラペット屋根かスレート屋根かガルバリウム鋼板の屋根が標準です。
一条工務店のi-smartお住まい検討シートより引用
どれも、定期的な塗り替えなどのメンテナンスが必要です。
しかし、一条工務店の太陽光パネルは屋根と一体型で表面がガラスのため塗り替えなどのメンテナンスはほとんど不要と考えられます。
よって、太陽光パネルの劣化が生じ最悪太陽光発電ができなくなったとしてもそのまま屋根としても使用することが可能なので、屋根の塗り替えのメンテナンスコストの削減につながると思います。
一条工務店の平屋で太陽光パネルを設置するデメリット
デメリット
-
- 初期費用がかかる
- メンテナンスコストがかかる
- 撤去費用がかかる
- 売電価格が不透明
- 天候に左右される
- 破損のリスクがある
- 土地・間取り・屋根へ制限が生じる
初期費用がかかる
太陽光パネルを設置するかしないかを検討するときに1番考慮するところだと思います。
基本的には安い方がいいと思います。
一条工務店の太陽光パネルは他社と比較し安い方だと思いますし、年々価格が安くなっています。
我が家の場合は
【1kWhの価格】20.7万円/kWh
※税抜き価格
でした。
最近はこれよりも安くなっていると思います。
さらに、蓄電池とセットのプランもあるとか。
我が家の打ち合わせ時にはなかったプランです。
一条工務店の太陽光パネル価格はかなり安いとは思いますが、やはり後悔しないためにも他社との比較はしておいたほ方がいいかと思います。
↓↓のサイトはWEB上で簡単な情報を入力し見積もりを依頼するだけで、複数の会社から見積もりを頂けます。
参考にしてみてください。
メンテナンスコストがかかる
太陽光パネルも電気製品なので、劣化が生じます。
一条工務店からも10年でパワーコンディショナーの交換を推奨されました。
10年後のパワーコンディショナーの交換価格はわかりませんが、
パワコンの交換費用:20万円程度
家づくり応援サイト イツキのブログさんより引用
上記の費用はかかるのではないでしょうか。
また、太陽光パネル自体は30年で発電量が低下するため、全て交換が必要とも推奨されていました。
30年後も太陽光発電のメリットがまだあるようでしたら、全面交換する費用が必要になってきます。
撤去費用がかかる
当たり前ですが、太陽光パネルが劣化または破損して処分するには撤去費用がかかります。
家全体が劣化し、取り壊す時はあまり関係ないかもしれませんが、交換する際には人件費や足場を組む費用なども発生してきます。
30坪の2階建ての家の場合なら15~20万円ほどでしょう。
SMART TECH スマート電気コラムさんより引用
また、太陽光パネルを処分する際にかかる費用は
単結晶ソーラーパネルの重さ18㎏以下の場合、1枚あたり1,200円程度で処分してもらえます。
SMART TECH スマート電気コラムさんより引用
上記の様な費用がかかると思います。
売電価格が不透明
2019年度以降の価格表(調達価格1kWh当たり)
太陽光 500kW以上(入札制度適用区分) 10kW以上500kW未満 2018年度(参考) 2,000kW以上
入札制度により決定500kW以上
2,000kW未満
18円+税18円+税 2019年度 入札制度により決定 14円+税 2020年度 – – 2021年度 – – 調達期間 20年間
10kW未満 出力制御対応機器設置義務なし 出力制御対応機器設置義務あり※1 2018年度(参考) 26円 25円
(ダブル発電)28円 27円
(ダブル発電)2019年度 24円 26円 2020年度 – 2021年度 – 調達期間 10年間 北海道電力、東北電力、北陸電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力の供給区域において、出力制御対応機器の設置が義務付けられています。
2019年度は上記の様な売電価格ですが、年々売電価格は下がってきています。
次年度の売電価格は3月にならないと公開されないため、マイホーム建築時期によっては売電価格がわからないまま太陽光パネルを設置するか決断しなくてはいけないというデメリットがあります。
我が家も売電価格が不透明のまま設置を決め、実際は予想より売電価格が安かったです。
しかし、一条工務店の太陽光パネルの価格も下がったので、なんとかメリットが出るかと思います。
天候に左右される
高性能の太陽光パネルであっても、太陽光が当たらないと発電しません。
雨がよく降る地域や年、雪が良く積もる地域などは発電量が少ない場合があります。
上記のようなことを考慮し、シュミレーションしてもらった方が良いかと思います。
破損のリスクがある
台風などで物が太陽光パネルに当たり破損するなどのリスクがあります。
破損すれば修理費用や交換費用等を含めると、投資としてのメリットはなくなってしまうかもしれません。
ただ、火災保険で太陽光パネルを一部補償してくれる場合があります。
我が家は一条工務店提携の火災保険に加入しましたが、補償内容に入っていました。
火災保険の費用は若干高くなってしまうかもしれませんが、太陽光パネルを設置して心配であれば加入しておくといいかもしれません。
土地・間取り・屋根へ制限が生じる
太陽光発電をするためには、屋根の日当たりを良くしなくてはいけません。
平屋であれば尚更屋根が低いため、周囲(南側)の建物の大きさや位置を考慮し土地を選ばなくてはいけません。
さらに、土地の南側に建物がある場合は北側に寄せて間取りを作成しなくてはいけなくなってくることがあります。
そして、一条工務店ismartの屋根の勾配は1.5寸と3.5寸で選択できますが、太陽光パネルが真南に向いている場合は3.5寸の方が発電効率がいいそうです。
よって、発電量を優先すると屋根の勾配は3.5寸になってくることが多いと思います。
一条工務店の平屋で太陽光パネルを設置した場合しっかり発電するのか??
上記のようなメリットを考えて、太陽光パネルを設置したとしても結局はしっかりと発電してくれないと意味がありません。
今回は我が家の実際の発電量を公開します。
我が家の太陽光パネル設備状況
【設置容量】15.12kWh
【屋根方向】南西方向に45°(南)
【屋根勾配】3.5寸
【日当たり】良好
我が家の発電状況
【2019年10月】1400.73kWh
【2019年11月】1521.83kWh
【2019年12月】1159.14kWh
※一条工務店アプリからの情報
この程度発電してくれています。
上記のデメリットでも記載しましたが、天候など様々な影響を受けるため参考程度に見てください。
我が家の太陽光発電シュミレーション
そして、一条工務店ではシュミレーションを作成してくれます。
我が家のシュミレーションは以下の通りになります。
我が家の場合は初年度17,129kWh発電するとされています。
シュミレーション通りであれば平均で約1,400kWh/月発電するはずなので、今のところしっかりと発電されているのではないでしょうか。
よって、一条工務店で太陽光パネルを設置する際はシュミレーションをしてもらうことをお勧めします。
最後に
最後まで読んでくださりありがとうございます。
長文で申し訳ありません。
しかし、どうでしたでしょうか。
太陽光パネルの性能(発電量)はシミュレーション通りなので、屋根勾配などをしっかりと考慮してシュミレーションしてもらえばいいかと思います。
そして、上記のメリット・デメリットの何を優先するかを考え、設置するか・しないかを決めてみてください。
今回の記事が一条工務店の太陽光パネルの設置でお困りの方の参考になればと思います。