我が家は一条工務店の平屋に住んで1年。
マイホームを建てることは人生の大きなイベントの1つですよね。
我が家も何も分からない所から、
聞いたり、調べたりしながら、マイホームを完成させました。
どんな家にするか、想像を膨らませるのは楽しいですよね。
ただ、
マイホームを購入する際は
住宅ローンを組んで購入される方がほとんど。
我が家もですが、
どのくらい借りて良いの⁉︎
返せるか不安‼︎
だと思います。
なので、
我が家がマイホームを建てた経験から
マイホームの予算の決め方を解説していきたいと思います。
マイホーム予算の決め方の手順
- 住宅ローンの仮審査を行う 2.総支払い可能額を計算する
- 維持費を考慮する
- マイホーム購入時の諸経費を考慮する
- 住宅ローンの利息を考慮する
- 頭金や援助金を考慮する
総支払い額-維持費-諸経費-住宅ローンの利息+頭金や援助金=マイホーム予算
- 計算機
- ペン
- メモ用紙
住宅ローンの仮審査を行う
まずは、どのくらい住宅ローンが借りられるかを知ることが大切です。
全額その場で支払えるのであれば住宅ローンを使う必要はありません。
しかし、支払えない方が大多数だと思います。
そういった場合は住宅ローンで返済していくことが一般的です。
そこで、まず住宅ローンでいくらまで借りられるか知っておくことが大切。
「いやいや自分は働いているから大丈夫だろう。」
そう思っていても、
現在借金がある
以前に借金の返済が滞ったことがある
持病がある
etc・・・
上記のようなことがあると同じ給料や職種でも住宅ローンの借り入れ金額が少なくなったり、
最悪の場合借りられないこともあります。
とりあえず、最低でも1つの銀行で仮審査を行ってみるといいと思います。
仮審査の方法としては
- 直接銀行へ行く
- ネットで仮審査する
があります。
銀行に直接行ってお願いすることも良いですが、
ハウスメーカーの営業さんにお願いすれば
仮審査のお手伝いをしてくれることもあります。
ネットでの仮審査は
というサイトがオススメです。
さらに、
また、この時どのくらいの金利で住宅ローンを組んでくれるか確認してください。
総支払い額を計算する
返済額は少ないに越したことはありませんが、一般的に年収の25%以下が理想です。
小野健良らも「年間最大返済額の目安は「年収×25%」。」1)としています。
ただ、この年間返済額の中に維持費や諸経費、住宅ローンの利息も含め25%以下が理想です。
年収 | 月収の25% | 年収の25% | 35年間支払い総額 |
300 | 6.3 | 75.0 | 2625.0 |
350 | 7.3 | 87.5 | 3062.5 |
400 | 8.3 | 100.0 | 3500.0 |
450 | 9.4 | 112.5 | 3937.5 |
500 | 10.4 | 125.0 | 4375.0 |
550 | 11.5 | 137.5 | 4812.5 |
600 | 12.5 | 150.0 | 5250.0 |
650 | 13.5 | 162.5 | 5687.5 |
700 | 14.6 | 175.0 | 6125.0 |
750 | 15.6 | 187.5 | 6562.5 |
800 | 16.7 | 200.0 | 7000.0 |
850 | 17.7 | 212.5 | 7437.5 |
900 | 18.8 | 225.0 | 7875.0 |
950 | 19.8 | 237.5 | 8312.5 |
1000 | 20.8 | 250.0 | 8750.0 |
※単位=万円
※数値は小数点0.01を四捨五入しています。
A君の場合
返済限度額は
14.6万/月
175万円/年
35年間(65歳)までの支払い総額
6125万円
維持費を考慮する
今回の維持費とは固定資産税と修繕費のことです。
マイホームを購入すると必ず固定資産税は支払わなくてはいけません。
建物と土地の両方に固定資産税がかかってきます。
さらに、外壁や水回りなど経年劣化による修繕費用が必要となってきます。
ハウスメーカーによっては初期費用(イニシャルコスト)が高いが、
修繕費等(ランニングコスト)が安いというところもありますが、
水回りなど多かれ少なかれ修繕費用は必要です。
小野健良らによれば物件価格が3000万円(建物+土地)の場合
「維持費は20年で合わせて500万円前後の費用が必要」1)としています。
また、木造の建物の場合は約20年で建物の固定資産税が0円となることが多いです。
20年以降の建物の固定資産税が無くなるとしても、
その他の維持費は20年以降も10年で200万円(20万円/年、約1.6万円/月)程度費用を
見積もっておくと安心です。
総支払い額から維持費を引いておきましょう。
A君の場合
平均寿命は80歳から90歳程度
修繕費は60年間と考えておけば安心
20年で500万円
40年で900万円
60年で1300万円
総支払い額-修繕費
6125万円-1300万円=4825万円
マイホーム購入時の諸経費を考慮する
家を購入する場合は
- 火災保険
- 不動産所得税
- 司法書士報酬
- 固定資産税
などの様々なお金が発生してきます。
こういった諸費用も考慮してマイホームの予算を立てた方がいいと思います。
小島健良らによると
「諸費用の目安は物件価格の5~8%」1)としています。
今回は維持費に固定資産税を含めてあるため、
諸費用は5%とします。
3000万円の物件だとすると
3000万円×0.05(5%)=150万円
建築予定の地域の新築建売物件の価格を参考に諸費用を計算
するといいと思います。
支払い総額-維持費-諸経費の計算をしてみてください。
A君の場合
住宅ローンの利息を考慮する
住宅ローンを借りる際には利息が生じてきます。
住宅ローンの仮審査の時に確認した金利で計算してみましょう。
計算は↓↓のサイトにて行えます。
住宅本舗というサイトで確認してみてください。
「【住宅本舗】まずはシミュレーションから」
このサイトでは入力をすれば、無料でシュミュレーションを行ってくれます。
今回は実際にA君を例に行っていきます。
35年間の借り入れを検討
住宅ローン仮審査時の金利1.25%(保証料、団体信用保険を含む)
- 住宅ローンシュミレーションへ
- 返済方法→元利均等
- 返済期間→35年間
- 金利タイプ→全期間固定
- 当初金利→1.25%
- 希望借り入れ額→3500万円
- 徐々に希望借り入れ額を上げる
※住宅ローン控除での控除額が多くなるため元利均等にしました。
※今後の金利は誰にもわからないので全期間固定としました。
※希望借り入れ額は始めは適当に入力、徐々に上げ下げしてください。
※保証料や団体信用保険への加入により、
0.2または0.3%の金利がプラスされる場合もあるため仮審査時の金利にプラスしてもいいかもしれません。
それでは、
2.返済方法→元利均等
3.返済期間→35年間
4.金利タイプ→全期間固定
5.当初金利→1.25%
を打ち込んでいきます。
↓の画像のように打ち込みます。
次に
6.希望借入額→3500万円
を入力していきます。
とりあえず、皆さんも3500万円からスタートでいいかも。
最初は適当に3500万円で入力し計算します。
総支払い額→約4323万円
支払い総額-維持費-諸経費6125万円-1300万円-150万円
=4675万円
と比較しても
まだ、大丈夫だな!!
そして、
7.徐々に希望借り入れ額を上げて
いきます。
借り入れ希望額→3600万円
借り入れ希望額→3700万円
借り入れ希望額→3800万円
総支払い額が4695万円
計算した4675万円よりちょっと越えてしまったな!!
借り入れ希望額→3750万円
総支払い額が約4631万円
4675万円以内だからこれくらいか。
我が家の借り入れ可能額は3750万円だな!!
住宅ローンの利息を含めるとA君の場合の借り入れ可能額は3750万円となります。
頭金や援助金を考慮する
上記の金額に頭金を上乗せした額がマイホームの予算となります。
貯金を全て頭金にするのは今後の生活が苦しくなるため、
今後の生活を考えてある程度は残しておいた方がいいと思います。
また、住宅ローンの利息を減らせるため、
両親と相談して援助してもらうこともお勧めします。
※下記に記載しますが、
親から援助してもらう際の贈与税の免税制度があり。
A君の場合
両親から援助 500万
頭金 600万円
3750万円+600万円=4350万円
我が家のマイホーム予算は
4350万円
この予算内でマイホームづくりを始めるぞ!!
これでマイホームの予算が決まります。
この金額以下でマイホームづくりをしましょう。
補助金や減税
家づくりでは国や市町村などから補助金がもらえることがあります。
また、税金を控除してくれる場合もあります。
ただ、営業さんからそう言った制度の話もありますが、
満額補助金や税金の控除を受けられるということはなかなか無いと思います。
なので、マイホームの予算には補助金や税金の控除は考えずにしておくと、
後々困らずに済むと思います。
一応、一部を簡単にご紹介します。
※地域によっても補助金があり。
ただ、
詳しくは営業さんに聞いて
必ず申請して貰えばいいと思います。
住宅ローン残高の1%程度
税金を減税してくれる制度。
分譲住宅2021/11末までに契約で
13年間に延長される。
1000万円※程度まで免除される制度
2020年で終了する予定が
2021年12月31まで延長。
※免除される金額は時期や住宅により変化
住宅購入の際に基準を満たし、
申請すればポイントがもらえ、
商品と交換可能。
2021/10/31までの予定。
(変更される場合もあり)
まだ心配という方は
ファイナンシャルプランナー(FP)に相談することも可能です。
ライフプランを作成してもらい、
自分に合ったマイホーム予算を作成してもらうといいと思います。
大手ハウスメーカーでは提携のFPの方がいる場合もあり、無料で相談できます。
しかし、提携と言うことはハウスメーカーからお金を貰っている場合もあるため、
できれば別のFPの方に相談する方がいいかと思います。
上記のようなサイトもあります。
マイホーム予算が決まったら
マイホームの予算が決まったら、
次はいよいよマイホームを建築してもらう住宅メーカーを選ぶ必要があります。
ハウスメーカーの選び方については
最後に
我が家は無事、
一条工務店で平屋を建てて住宅ローンを返済中です。
我が家もマイホームの予算決めは相当悩みました。
ブログや本を読み、営業さんやファイナンシャルプランナーの方に助けて頂き
予算を決めることができました。
今回の記事がマイホームの予算決めに悩んでいる方の参考になればと思います。
参考文献・ご紹介サイト
参考文献
1)小野健良(2019).日本一わかりやすい一戸建ての選び方がわかる本2019ー20 株式会社晋遊舎
↑↑が商品リンクです。
紹介サイト
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