一条工務店より新商品の新セゾンが発売されました。
今回はグランセゾンについて、主にInstagramやパンフレットの情報を元に深堀していきたいと思います。
1 グランセゾンとismartの比較
2 グランセゾンについて
・展示場
・パンフレットの入手方法
・外装
・内装
・性能
【公開】一条工務店の新セゾン・グランセゾンとは!
ismartと比較!!
グランセゾンとismartを比較
グランセゾン1)
一条工務店の中には様々な種類の商品がありますが、今回紹介するグランセゾンとismartを比較すると
グランセゾン
- 高級感、ハイグレードな印象
- キッチンや洗面台等の住宅設備はハイグレードな物が標準使用
- 住宅性能(断熱性・耐震性)はismartより劣る
ismart
- 無駄のないスタイリッシュな印象
- キッチンや洗面台等の住宅設備はグランセゾンより劣る(住宅設備は一部オプションで稟議が通ればismartにも使用可能)
- 住宅性能(断熱性・耐震性)はグランセゾンよりも高い
と言った印象を受けます。
それではグランセゾンの詳細について記載していきます。
グランセゾンがある展示場
2019年9月現在
新・神宮東-中日ハウジングセンター 一条工務店 グランセゾン
2019年11月までに
足立区にモデルルームが新設される予定
グランセゾンのパンフレットの入手方法
グランセゾンのパンフレット1)~4)
- 新・神宮東-中日ハウジングセンターのモデルルームで入手可能
- 一条工務店の営業マンに頼む
- 2019年8月下旬にはそれぞれの展示場に置かれる予定→置かれていた
グランセゾンの価格(坪単価)
グランセゾン(kuri_grandsaisonさん5)の投稿を参考)
- 平屋
- 34坪
- 建物本体工事費 24,748,436円
- 坪単価 約727,895円=約72万円
ismart(我が家の見積もり)
- 平屋
- 26坪
- 建物本体工事費 18,470,414円
- 坪単価 約710,400円=約71万円
グランセゾンの坪単価はismartより1~2万円高くなります。
しかし、後述するようにグランセゾンの場合はハイドロテクトタイルなど標準仕様になります。
よって、グランセゾンの方が坪単価が高くても、総額はismartよりも安くなる場合もあるかと思います。
グランセゾンの外装
- ハイドロテクトタイルが標準
- 木目調サイディングの軒天
- デザインルーバー
- パラペット屋根採用可能
- 玄関ドア
- 玄関ポーチ
ハイドロテクトタイルが標準
ismartではハイドロテクトタイルはオプションで可能ですが、グランセゾンは標準で採用できます。
ハイドロテクトタイルの色の種類はグランセゾンとismartで変わりありません。
木目調サイディングの軒天
軒天に関してはismartのオプションの仕様書には記載が無かったと思います。
ismartで軒天を設計でできるのかは不明です。
デザインルーバー
ismartではオプションで採用することができましたが、グランセゾンではパンフレットに記載されていたので標準採用です。
ismartでは↓↓のようなルーバーでしたが(オプション)、
ismartのデザインルーバー6)
グランセゾンでは↓↓のように設置できます(標準かオプションかは不明)。
グランセゾンのデザインルーバー4)
パラペット屋根採用可能
ismartのパラペット屋根6)
セゾンでは採用できなかった、パラペット屋根を採用することが可能となりました。
上記は標準でつけられると思います。
玄関ドア
グランセゾンの玄関ドア4)
標準かオプションかは不明ですが3尺と4.5尺のドアが選択可能です。
プロノーバとファノーバ両方選択可能です。
ismartでも選択可能ですが、一部オプションです。
玄関ポーチ
グランセゾンの玄関ポーチ4)
グランセゾンではヨーロピアンタイルと御影石が選択可能です。
ismartではテラコッタタイルとヨーロピアンタイルが標準で選択可能です。
グランセゾンの内装
グランセゾンの内装1)
- 天井高265cmが標準
- モクリアと石目調のフローリング
- スリットルーバー
- ハイドア
- 断熱トリプルハニカムシェード
- グレイスキッチン
- グレイスカップボード
- グレイスドレッサー
- 浴室
- 書庫
- 和室
- シューズボックス
天井高265cmが標準
ismartではオプションで天井を高くすることが可能でしたが、グランセゾンでは天井高265cmが標準とのこと。
モクリアと石目調のフローリング
グランセゾンのフローリング4)
ismartには無かった仕様です。
モクリアという木目調フローリングと石目調のフローリングが選択可能とのことです。
Instagramよりモクリアはismartでオプション採用可能なライブナチュラルプレミアムと同等??8)と記載されています。
本当に同等かは分かりませんが、同等の様に感じるということでしょう。
スリットルーバー
グランセゾンのスリットルーバー4)
室内にもルーバーを採用可能です。
デザイン性や目隠しに優れています。
ismartでは選択しに室内のルーバーは無かった、または同様の物は無かったと思います。
ハイドア
グランセゾンのハイドア4)
リビングへの入り口1)と冊子には記載されているため、全てのドアに標準採用ではないかもしれませんが天井から床までのドアが採用可能です。
また、握らなくても開閉可能なプッシュプルハンドルとのことです。
グランセゾンのプッシュプルハンドル4)
ismartで採用可能なスリットスライダーは採用不可。
断熱トリプルハニカムシェード
ハニカムシェードにも種類があるため、どれが標準採用になるのかは分かりませんが標準採用になるとのこと。
セゾン・セゾンAではオプション採用でした。
ismartでも遮熱ハニカムシェード(西側窓は標準採用)はオプション採用ですが、全ての窓に標準で付いてきます。
グレイスキッチン
グランセゾンのグレイスキッチン4)
今までに無いキッチンです。
木目同調のエンボスパネルを採用。
「天然木に比べ、変色しにくい、傷つきにくい、水に強いなどの特徴があります。4)」とのこと。
また、グラリオカウンターと御影石を選択可能です。
グランセゾンのグラリオカウンター4)
グラリオカウンターとはPanasonicの製品らしいです。
http://sumai.panasonic.jp/kitchen/concept/detail.php?id=Counter
↑↑Panasonicのサイトには有機ガラス系の素材を使用と記載されています。
そして、ダイニング側にはキャビネット(飾り棚)を採用しています。
グレイスカップボード
グランセゾンのカップボード4)
木目同調のエンボスパネルを採用。
木目調のカラーやカップボードの天板をグラリオカウンターか御影石に選択可能です。
ismatでオプション採用可能なグランカップボードと仕様はほとんど同じだと思います。
グレイスドレッサー
グランセゾンのグレイスドレッサー閉4)
グランセゾンのグレイスドレッサー開4)
ismartで標準採用だった洗面台の下部の鏡が無くなり、水栓が背面から出ています(ハイバック洗面カウンター)。
洗面ボウルよりも高い位置にカウンター(ドライカウンター)を採用。
ダウンウォールや収納内に衣装ケースも付いてくるそうです。
Instagramにてドレッサーに関してはismatでも稟議を通せば採用可能かもしれないと記載あり。
オプションかは不明。
浴室
グランセゾンのスマートバス4)
グランセゾンもismartと同様にスマートバスを採用と記載されています。
Instagramにてもしかしたら今後新しい浴室になるかもしれないとの記載あり。
書庫
グランセゾンの書庫4)
デスクや本棚が標準採用されています。
デスクには引き出しも付いてくるそうです。
4色あるとのこと。
和室
グランセゾンの吊り押入れ4)
吊り押入れが標準採用。
畳も新しい種類の物があります。
グランセゾンの畳4)
シューズボックス
グランセゾンのシューズボックス4)
天板には御影石が採用されています。
また、靴の収納部分が回転式になっているそうです。
グランセゾンの住宅性能
グランセゾンの住宅性能4)
- 在来工法
- 断熱材は内断熱で「EPS1号相当」
- 強化ガラス採用トリプル樹脂サッシを採用
- 壁の厚さ120cm
- さらぽかは不採用
- 全館床暖房は標準
在来工法
グランセゾンは在来工法で、ismatは2×6工法です。
ismartとは工法が違います。
建築士ではないので詳しいことはわかりませんが、
在来工法 → 間取りの自由がきく、耐震性に関しては
2×6工法 → 耐震性に優れている
という特徴があります。
【住宅の工法】種類と特徴の比較を参考にしてみてください。
断熱材は内断熱で「EPS1号相当」
グランセゾンの工法や断熱材は他のセゾンと同様とのことです。
グランセゾンの断熱性能が悪いわけではありませんが、ismatよりも断熱性能は劣ると思います。
≪断熱材の工法≫
グランセゾン → 内断熱工法
ismart → 内外断熱工法
ismatは柱の間(内断熱)と柱の外を壁のように覆うように(外断熱)断熱材を設置します。
しかし、グランセゾン(他のセゾンも同様)では内断熱のみです。
他社でも内断熱のみのところが多いです。
≪断熱材≫
グランセゾン → EPS1号相当
ismart → 高性能ウレタンフォーム
さらに、グランセゾン(他のセゾンも同様)で使用されている断熱材は「EPS1号相当」となっています。
断熱材であれば、他社と比較しても同等かそれ以上だと思います。
ただ、一条工務店公式サイト(ismart)にてismartで使用されている「高性能ウレタンフォーム」はグラスウールの約2倍の断熱性能があるとされています。
よって、グランセゾンはismartより断熱性能は劣ると考えられます。
強化ガラス採用トリプル樹脂サッシを採用
グランセゾンの強化ガラス採用トリプル樹脂サッシ4)
以前はInstagramでトリプルサッシ採用・不採用の両方の記載がありますとこの記事に記載していました。
しかし、グランセゾンのパンフレットより「強化ガラス採用トリプル樹脂サッシ」採用となっています。
現在のismatで「強化ガラス採用トリプル樹脂サッシ」が標準仕様となっているかは分かりませんが、我が家の建築中のismartでは「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」です。
グランセゾンの場合 → 強化ガラスを使用
我が家のismartの場合 → 防犯フィルムを使用
グランセゾンの方が防犯性に関しては向上していると思われます。
また、推測ですが窓に関しては強化ガラスにすることで若干断熱性も向上されるのではないかと思います。
壁の厚さ120cm
一条工務店公式サイト(セゾン)と一条工務店公式サイト(ismart)から
≪壁の厚さ≫
グランセゾン → 120cm
ismart → 190cm
壁の厚さは基本的に断熱材の厚さに比例することが多いです。
よって、ismartよりもグランセゾンの方が断熱性は劣ると考えられます。
また、推測ですが壁が厚い方が遮音性も向上すると思われます。
壁のみで考えればismartよりもグランセゾンの方が遮音性も劣るでしょう。
さらぽかは不採用
さらぽかは不採用とのことです。
さらぽかを採用したい場合はismartを選ぶしかないでしょう。
全館床暖房は標準
以前のセゾンは全館床暖房はオプションでしたが、標準採用となったそうです。
最後に
グランセゾンはismartよりも断熱性は落ちますが、デザイン性や今なら希少性も含め検討する価値はあると思います。
我が家は既にismartで平屋を建築中のため、グランセゾンを選択する事はできません。
しかし、現在住宅メーカーを検討中の方や一条工務店でこれから建築予定の方はグランセゾンを検討してみてもいいのではないでしょうか。
また、グランセゾンかismartだけでなく、ハウスメーカーや工務店で迷っている方には
がオススメです。
さらに、まだマイホームの予算が心配という方には
もあわせて読んでみてください。
今回の記事が一条工務店のグランセゾンを検討される方の参考になればと思います。
引用・参考の資料・サイト
1)一条工務店 グランセゾン GRAND SAISON パンフレット
2)一条工務店 GRAND SAISON lifestyle MELLOW BROWN パンフレット
3)一条工務店 GRAND SAISON lifestyle JAPAN NATURAL パンフレット
4)一条工務店 GRAND SAISON EQUIPMENT SPEC GUIDE パンフレット
5)kuri_grandsaisonのInstagram
6)一条工務店お住まい点検シート
8)pesshi30さんのInstagram